C大阪・大熊清チーム統括部長が来季契約更新せず 後任には梶野智氏

 J1のC大阪が5日、チーム統括部長の大熊清氏と来季の契約を更新しないことで合意したと発表した。

 大熊氏はFC東京の監督、強化部長代理や、日本代表の年代別代表、A代表のコーチ、大宮の監督などを経て、14年12月にC大阪の強化部長に就任。監督を経て、17年1月から現職に就いていた。大熊氏の後任には、07年から13年までC大阪でチーム統括部長を務めていた梶野智氏が決定している。梶野氏は同職在任中はレヴィー・クルピ氏の監督招へいなどに尽力した。

 大熊氏は「セレッソ大阪のスポンサーやサポーターの皆様、アカデミー含む全スタッフ・選手・全社員・練習場やスタジアム整備の方々、寮長寮母さんやプレミアムマルシェセレッソの方々、ハナサカクラブの方々、ボランティアの方々など、セレッソ大阪に関わる全ての仲間の方々に心より感謝しております」と、あらゆる関係各位への感謝を、クラブを通じて発表した。

 その上で、「昇格からルヴァンカップと天皇杯の優勝、そして苦しみながら築き上げた今シーズンに仲間の方々と苦楽を共にできたことは一生忘れません。今後のセレッソ大阪の発展・全ての仲間の方々の幸せを心より願っております。本当にありがとうございました」と思いを記した。

 森島社長は、大熊氏が在任中だった17年にクラブ初タイトルとなるJリーグ杯(ルヴァンカップ)と天皇杯の2冠を達成したことに触れ、「強化部長として、また監督として指揮を執って頂いた賜物と感謝いたします。24年間達成することができなかった、タイトル獲得という功績を次世代に引き継ぎ、クラブ・チームが一丸となって精進してまいります」と感謝の思いと、今後についてコメントした。

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