大宮が元監督ピム・ファーべーク氏を追悼 「礎を築いてくださいました」と森社長
J2大宮が29日、同クラブの公式ウェブサイトで、元監督のピム・ファーべーク氏の訃報に際して、森正志社長が追悼のコメントを発表した。
同氏は98年7月に大宮の監督に就任。外国人では同クラブ初めてだった。J2での初年度99年に10チーム中6位の成績だった。
森社長は「突然の訃報に関係者一同、深い悲しみに包まれております。クラブを代表して哀悼の意を表するとともに、安らかにご永眠されますよう、心よりお祈り申し上げます」と追悼。「Jリーグ参入を翌年に控え、プロクラブとしてのチーム作りを進める中、ピッチ内外でプロフェッショナリズムを植え付け、現在に続くクラブの礎を築いてくださいました」と功績をたたえた。
「同氏の思いや考え方は、大宮アルディージャに関わる多くのスタッフ、選手に確実に浸透し、今も引き継がれています。クラブを離れてからも、アカデミーの海外遠征時に現地に駆けつけていただくなど、常に大宮アルディージャを気に掛けてくださいました」と感謝。「昨年のクラブ創立20周年記念OBマッチやクラブ創立20周年記念パーティーでも、残念ながら日程調整がかなわなかったものの、来日に向けて最大限に調整してくださったと伺っております。同氏の多大なる功績に、あらためて敬意を表します」とした。
大宮は今季J2で3位となり、J1参入プレーオフ1回戦で12月1日にホームで山形(6位)と対戦する。この試合で選手らは喪章をつけ、キックオフ前に黙祷を捧げるとしている。
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