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吹田の屈辱 森保Jベネズエラにホームでボコられ完敗 65年ぶり前半だけで4失点

 「国際親善試合、日本1-4ベネズエラ」(19日、パナソニックスタジアム吹田)

 日本はベネズエラに1-4で完敗した。14日のW杯アジア2次予選のキルギス戦からメンバーを大幅に入れ替えたが、守備が崩壊。前半だけでの4失点は国際Aマッチでは1954年5月のインドネシア戦以来、65年ぶり。後半にMF山口蛍(29)=神戸=のゴールで1点を返すのがやっとだった。年内のW杯アジア2次予選を4戦全勝で終えている日本は、12月に東アジアE-1選手権(10日開幕・韓国)に出場する。

 嵐のような45分間が終わると、森保体制25戦目にして初めてブーイングがピッチに降り注いだ。前半だけでの4失点は国際Aマッチでは1954年5月のインドネシア戦以来、実に65年ぶり。「結果の責任は準備の段階から選手、チームに対しての私の働きかけだと思う。反省しないといけない」。試合後の森保監督は目を真っ赤にしながら語った。

 いいようにやられ続けた。相手FWロンドンに立ち上がりの前半8分に先制点を許すなど、わずか33分間でハットトリックを許した。ハーフタイムには選手に対して「もう1回顔を上げて、最後まで闘う姿勢を見せよう」と声をかけ、MF山口が1点を返したが反撃は単発に終わった。

 石橋をたたいてきた“副作用”のようなものか。9月から始まったW杯予選。取りこぼしの許されない戦いに「試合前から決まっている勝利はない」と語る指揮官は盤石な布陣を敷き、4戦全勝無失点というこれ以上ない結果で折り返した。

 だが、屋台骨が抜けた日本は脆弱(ぜいじゃく)だった。

 チームとして全体をコンパクトにしながら前線から圧力をかける狙いがあったが、国際試合の経験の浅い守備陣はゴール前に引いて守る守備を選択。攻撃陣との意思疎通が図れず、間延びした中盤を自在に使われ続け、必然の決壊につながった。いびつなバランスを修正できなかったMF柴崎は「そこは僕の責任」としながらも「いつも出ている選手と比較すると、プレッシャーの掛け方、距離感などが、いつもより1歩2歩遠かった印象。代表での試合をまだこなせていない選手たちにとっては改善すべき部分」とチーム力の底上げの必要性を口にした。

 2つのチームで臨んだ2連戦。指揮官は「誰が欠けてもチーム力が落ちない、勝っていけるチーム作りをしたい」としていが、皮肉にも見えたのは層の薄さ。屈辱の45分間を成長の糧にしなければ、惨敗という傷は癒えない。

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