ルイス・エンリケ氏、スペイン代表監督に復帰へ 複数メディア報道

 サッカー前スペイン代表監督のルイス・エンリケ氏が前職に復帰する見通しが強まっている。マルカ紙、アス紙など同国の複数メディアが伝えており、早ければ今日にも正式発表されるという。

 情報によると、スペイン協会が前監督に対し復帰を要請、ルイス・エンリケ氏も前向きな返答をしたという。現在は次回欧州選手権での指揮へ向けてコーチ陣の選定に入っているとされる。

 一方で後任として代表を指揮していたロベルト・モレノ監督は続投の意思を持っていたものの志半ばに現職を去ることになりそう。これまで再三自身の意向を明らかにしていたものの協会会長と話し合いの場は得られず、18日のルーマニア戦後には試合後に常となっている監督会見には「話ができる状態ではない」(協会広報)として姿を現さなかった。マルカ紙によるとモレノ監督は試合後の控え室で選手らに対し涙ながらに状況説明したという。

 ルイス・エンリケ氏は2018年、大会開幕直前に代表監督が替わるドタバタがあったロシアワールドカップの後にスペイン代表監督に就任。しかし今年に入り子供の容体が悪かった(その後死去)ことから一時的に職務を離れ、6月には辞職した。後を継いだのがアシスタントだったロベルト・モレノ氏。就任当初は「ルイス・エンリケが戻れる状態になれば道を譲る」と話していた。

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