堂安&久保 初の同時先発で2シャドー起用も不発 U22日本がコロンビアに完敗

 「U-22国際親善試合、日本0-2コロンビア」(17日、エディオンスタジアム広島)

 サッカー男子の東京五輪世代にあたるU-22日本代表はU-22コロンビア代表に0-2で敗れ、同世代の国内初陣を飾ることはできなかった。MF堂安律(21)=PSVアイントホーフェン=と久保建英(18)=マジョルカ=が初めて同時先発したが、無得点に終わった。東京五輪での金メダルを目標に掲げる森保一監督(51)は「目標が私だけのものか、チームで共有しているのか」と厳しい言葉を投げ掛けた。

 夢の共存は不発に終わった。森保監督は堂安と久保建を同時先発で起用。A代表も含めて初の試みだったが、2シャドーに並んだ両雄がゴールを陥れることはなかった。堂安は「0点というのが内容を物語っている」と、うつむいた。

 前半は両ウイングバックが守備ラインに吸収され、久保建が「攻撃に厚みが足りなかった」と振り返ったようにFW上田も含めた前線の3人が孤立した。2点目を失った直後に4バックに布陣変更。MF三好が投入され、2列目に左利きの3人が並んだことで「距離感が一気に縮まった」(堂安)と攻撃に流動性が生まれた。

 2人が演出した最大の見せ場は後半35分だった。久保建が左サイドの深い位置から送ったパスを堂安が胸トラップ。右足を振り抜いたが、惜しくもGKの正面を突いた。「ポジティブなものとして(久保)建英との連係も深められた」と堂安は手応えも口にした。

 ただ、乏しい内容で敗れたことも事実。森保監督は東京五輪での金メダル獲得を公言しているだけに、久保建は「現実を見つめ直さないといけない。強いて良かった点を挙げるとすれば、負けたことでみんなに危機感が生まれたこと」と厳しい言葉を並べた。

 既にA代表の常連となった2人が同代表にもたらすものは計り知れないだけに、限られた機会での練度向上が求められる。

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