久保建英ジョーカー起用へ!森保監督ベンチ入り明言 2シャドーの一角で投入か

 「キリンチャレンジ杯、日本-エルサルバドル」(9日、ひとめぼれスタジアム宮城)

 国際親善試合エルサルバドル戦に臨むサッカー日本代表は8日、試合会場のひとめぼれスタジアム宮城で冒頭15分間を除く非公開で最終調整を行った。練習に先立って行われた公式会見で、森保一監督(50)は初選出のMF久保建英(18)=FC東京=について「メンバーには確実に入る」とベンチ入りを明言。「その後は流れを見て決めたい」と起用の場合は途中出場を示唆した。

 若き俊英の代表デビューが現実味を帯びてきた。森保監督は「メンバーには確実に入る」と、久保建が23人のベンチ入りメンバーに名を連ねることを明言。さらに「プレーする機会もある」と起用にまで踏み込んだ。

 担う役割は“ジョーカー”となる。注目の起用法について森保監督は「流れを見て決めたい」と、途中出場での起用を示唆。指揮官は引き続き3バックの布陣で臨むことを明かしており、日本の“切り札”は2シャドーの一角として投入されることになりそうだ。

 18歳5日で迎えるエルサルバドル戦。出場すれば市川大祐の17歳332日に次ぐ歴代2位、得点を決めれば金田喜稔の19歳119日を更新する歴代最年少記録の偉業となる。

 左股関節の違和感を訴えていた香川が2日連続で練習を回避。森保監督は「明日の試合でプレーすることはできない」と欠場を明言した。槙野も代表から離脱し、出場可能な選手は25人となった。加えて指揮官が川島と岡崎のベンチ外を示唆したことで“空席”が巡ってきた形となった。

 ただ、実力は代表レベルに到達している。森保監督は「練習を見る限り調子も間違いなくいいし、力は見せてくれている」と話し、2シャドーでコンビを組む可能性もある南野は「ボールを扱う技術、前を向いてプレーした時のうまさもある。両足でシュートを打てるし、高いレベルでゴールを決めている」と好印象を語った。

 「誰もが試合に出たい。出るためにここに来ている」と、抑え切れない思いを口にしていた18歳が、いよいよ代表のピッチに立つ。

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