神戸・ポドルスキ、23日ぶりに取材対応「自分の最高のパフォーマンスを」
J1神戸の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(33)が13日、4月20日の浦和戦以来23日ぶりに公の場で取材に応じた。神戸市内で行われた非公開練習後、神戸空港でスカイマーク社が14日から就航する「ヴィッセルジェット」のお披露目会にFWダビド・ビジャ(37)、DF西大伍(31)とともに出席した。
ポドルスキは浦和戦の試合後に主将返上の理由を説明するなどしたが、それ以降は自身のSNSで欠場を明かして3日間の謹慎処分を受け、負傷の影響で試合にも出場していなかったため、報道陣の取材に応じることはなかった。
12日の鹿島戦に敗れ、チームはクラブワーストタイとなる14年ぶりのリーグ戦6連敗と極度の不振に陥っている。前主将はチーム状況について「雰囲気は良いとは言えないが、特別に悪い訳でもない」と冷静に分析した。
現状を打開する方策として「ピッチの上で表現するしかない。選手はまず自分のことを考え、自分の最高のパフォーマンスを出すことでチーム全体も良くなる」と持論を展開。「監督が戦術のことなどを言っても、ピッチ上では選手が自分の責任でプレーを選択しないといけない」と語気を強め、選手への自覚を促した。
ポドルスキは3試合連続欠場中だが、太腿裏の負傷も癒え、先週末からフルメニューを消化。試合出場に支障はない。次節横浜M戦(18日、日産ス)でメンバー入りし、自身の思いをプレーで表現する場は与えられるのか。吉田孝行監督(42)の選択が注目される。