神戸3連敗…イニエスタ&ビジャ欠場 ポドルスキ不発 開幕戦以来の無得点

 「明治安田生命J1 浦和1-0神戸」(20日、埼玉スタジアム)

 リージョ前監督との契約を解除した神戸は主力不在の攻撃陣が決定力を欠き、0-1で浦和に敗れて3連敗。吉田孝行監督(42)就任後の初戦を飾れなかった。浦和はFW興梠慎三(32)のPKによる得点を守り切った。名古屋はジョーのゴールで磐田を1-0で下し、勝ち点16とした。

 「V」「I」不在が響いた。神戸は今季初の3連敗。リージョ監督の突然の契約解除を受け、再任した吉田監督の初戦を勝利で飾ることはできなかった。

 イニエスタが今季初めて欠場し、右脚内転筋に違和感を抱えるビジャもメンバー外。「攻撃において大きな存在」とサンペールが語ったように、前節2アシストのイニエスタという核を失った攻撃は最後の詰めを欠いた。

 圧倒的なボール保持で一方的に押し込み、後半だけで9本のシュートを放ったが、結果は開幕戦以来7試合ぶりの無得点。攻撃における“イニエスタ依存”が浮き彫りとなった。指揮官はイニエスタの状態について「ここで言いたくないが大きな問題ではない。その程度のケガということ」と言葉を濁したが、次節に向けて大事を取ったと見られる。

 光明も見えた。ミスからPKによる決勝点を許したが、GK金承奎を5試合ぶりに起用し最少失点に抑えた。サンペールも「ディフェンス面での改善を意識できた」と、課題だった守備の再構築では一定の成果を示した。

 吉田監督は「決して悪いサッカーをしていたわけではない」と手応えを示し、主将を務めた山口も「収穫はあった」と強調した。ビジャとイニエスタが戻り、守備の修正と攻撃力の維持という歯車がかみ合えば再浮上は可能だ。山口は「今が耐え時」と、言い聞かせるように結んだ。

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