C大阪、「VIPトリオ」の神戸に完封勝利 ロティーナ監督の狙いとは

後半、ヘディングシュートを放つ神戸・ビジャ(右)=ヤンマー
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 「明治安田生命J1、C大阪1-0神戸」(22日、ヤンマースタジアム長居)

 ホームのC大阪が1-0で白星発進した。C大阪の開幕戦では最多となる4万2221人の大観衆の中で、神戸自慢のFWダビド・ビジャ、MFアンドレス・イニエスタ、FWルーカス・ポドルスキを完封した。

 今季からC大阪の指揮を執るミゲルアンヘル・ロティーナ監督は「前半は守備の仕事が多くなった。彼らは素晴らしいコンビネーションでボールを握っていた。守備のポジションでいくつかエラーがあったが、ほんのわずかだったのでハーフタイムを0-0で迎えられた」と押されながらも踏ん張った前半を振り返った。

 守勢の中で、施した修正は守備よりも攻撃面だった。「持つべき忍耐を持てず、焦って縦に入れていた」という前半の反省を踏まえ、ボールを落ち着いて回すように指示。「こちらが持てば、相手は走らないといけない」。後半19分には新戦力のFW都倉賢を投入してFW柿谷曜一朗を一列下げる。都倉に相手ディフェンスラインの裏を狙わせることにより柿谷やFW清武弘嗣が前を向いてプレーできるスペースが生じ、チャンスも増えた。結果的にCKからのセットプレーが試合を決めたが、都倉は「チームとしてブレずに90分戦った結果が勝利につながった」と強調する。

 大観衆の前で勝利を飾った指揮官。母国でも対戦経験のある神戸のフアンマヌエル・リージョ監督とのスペイン人指揮官対決にも勝利した。「チームはまだまだ良くなる。プレシーズンはケガ人が多く、システムも多く使ったため発展が遅くなった。その分、成長できる」と躍進に手応えを感じた様子だった。

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