サッカースペイン１部リーグ、アラベスのアベラルド・フェルナンデス監督（４８）が２６日、試合前会見でレンタル加入の決まった日本代表のＭＦ乾貴士（３０）について言及。「私の好きなタイプ」とし、重要な役割を任せる意向を示した。２７日のエル・ムンド・デポルティボなどスペイン各紙が報じた。

　アベラルド監督は「カギを握る選手が欠けている状況は明白」と、ビルバオへ移籍したＭＦイバイ・ゴメスの離脱を残念がるとともに乾にその穴埋め役を期待しているとした。

　監督の新加入選手評は「乾はチームにポゼッションと縦への動きをもたらす事になるだろう。スペインリーグを知っているからすぐに馴染む。テクニック的に良い才能がある」というもので期待は大きい。

　アベラルド監督は現役時代にバルセロナなどでＤＦとしてプレー、１９９０年代にはスペイン代表としてＷ杯２回（９４年、９８年）、欧州選手権に２回（９６年、２０００年）出場した。アラベスは現在スペインリーグ５位で来季欧州大会への出場を狙える位置につけている。