元日本代表の駒野 PK失敗の過去、家族の支えを振り返る

 元日本代表の駒野友一(J2福岡)が、10日放送のフジテレビ「ジャンクスポーツW杯開幕直前SP」に出演。2010年のW杯南アフリカ大会でのPK失敗を回想した。

 ベスト8入りをかけたパラグアイ戦は0-0で延長に突入したが決着がつかずPK戦に。駒野は後攻となった日本の3番目に登場したが、ボールは無情にもクロスバーに当たって外れ、結果、日本の敗退が決まった。

 スタジオで当時の映像を見た駒野は「メンタル、ズタズタでした」と苦しかった過去を打ち明けた。田中マルクス闘莉王からは「一番うまかった」の声が飛び、本人も「練習でも全部決めてて自信もあった」と話したが「気持ちが高ぶって、力が入った」と失敗に至った心理状況を振り返った。

 傷心で帰国した駒野の救いとなったのは家族の存在だったという。休みを利用して家族で沖縄旅行に出掛けたものの、最初は「全然、笑えなかった」。しかし旅行の最終日に撮影したという写真には幼い娘と一緒に笑みを浮かべる姿が。「娘が毎日、笑顔で話しかけてくれて、最終日ぐらいは笑わないとと思った」と気持ちを立て直したことを明かしていた。

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