神戸MF三田啓貴今季は吉兆の背番号14 今度はDFマスケラーノが来る!?

 J1神戸のMF三田啓貴(28)が“吉兆の背番号”で今季に臨む。19日、神戸市西区のいぶきの森球技場で非公開調整。元スペイン代表FWダビド・ビジャ(37)の加入で背番号を7から14に変更した三田だが、昨夏には同MFアンドレス・イニエスタ(34)に背番号8を譲ったばかりだった。「(クラブから)譲ってほしいということだったので。一度ユニホームを買い替えてくれたサポーターの方には本当に申し訳ない気持ちがある。自分自身もっともっと活躍して、ビッグスターに負けないようにしたい」と複雑な胸中を明かし、「申し訳ない」という言葉を何度も繰り返した。

 新たな背番号はFC東京U-18時代にも背負った。08年には日本クラブユース選手権で優勝。MVPにも輝いており「好きな番号の一つ。日本一を取った良いイメージがある」と前向きな印象を口にした。背番号14といえばオランダの伝説的名手だった故ヨハン・クライフ氏が思い浮かぶが、三田も「ちょっとそのイメージでつけました」と笑みを浮かべた。

 背番号を譲ったことでビジャからは感謝の言葉を掛けられたといい、わだかまりなどは一切ない。「今すごく注目されているチーム。ACL出場権も取らないといけない。プレッシャーに負けず、絶対タイトルを取りたい」と決意をにじませた。三田が着けた背番号にまつわる大物が加入するという“ジンクス”もささやかれているが「次はマスケラーノ(河北華夏)が来ますよ。楽しみにしててください」と冗談めかし、バルセロナでもプレーした元アルゼンチン代表の加入を予言。三度背番号を変えることは本意ではないが、二度あることは三度ある!?

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