日本代表・下田GKコーチ、恩師&仲間へ決意表明「まずはアジアカップを取り戻す」

 「サッカー日本代表コーチ 下田崇君の就任を激励する会」が9日、広島市のANAクラウンプラザホテルで行われ、約150人が出席した。下田崇GKコーチ(43)は多くの激励の言葉に感謝するとともに、2020年東京五輪、2022年W杯カタール大会へ向けて「大きなパワーをいただいた」と決意を新たにした。

 激励の言葉すべてを胸に刻んだ。下田コーチの母校、広島皆実高サッカー部の中山正剛元監督が発起人となり、同部OBが中心となって企画した激励会。恩師やOB、広島県内の高校サッカー部の指導者ら約150人が駆けつけた。妻の光美さん、息子の貫太君(9)とともに出席した下田コーチは「多くの人に来ていただき、ありがとうございます」と感激の面持ちだった。

 下田コーチは昨年12月に東京五輪を目指すU-20日本代表のGKコーチに就任。今年4月からは日本代表GKコーチも兼任し、6月のロシアW杯では16強入りに貢献。2年後に行われる東京五輪、2022年のW杯カタール大会へ向けて、さらなる指導力の発揮が期待されている。

 広島皆実高時代の恩師である山成宣彦元監督は「これまで培ってきた知識や経験、技術をすべてぶつけて、元気や楽しみ、夢を与えてくれるチームを作ってほしい」と熱いエールを送った。同期主将だった山本博之さんや門田昌久さんら元チームメートも励ましの言葉を送った。

 下田コーチは各テーブルを回って出席者と記念撮影を行ったり、フリートークでは高校時代の思い出や自身のGK論などを披露。「日本がワールドカップを掲げられるように精一杯頑張ります。皆さんと目標を共有して前に進んでいきます」と語ると、会場は大きな拍手に包まれた。

 会を終え、下田コーチは「僕のパワーの源は広島にあります。高校時代があったからこそ、今の自分があると思っています。きょうは皆さんからたくさんの刺激とパワーをいただきました。日本代表がいい成績を残して、皆さんに喜んでもらえるように頑張っていきたい」と決意を新たにした様子だった。

 来年1月には日本代表はアジア杯(アラブ首長国連邦)に挑む。「森保監督になって初めてのアウェーでの戦い。韓国や中国、サウジなど強敵も多いが、まずは日本がアジアカップ(優勝)を取り戻すことが大切」と力を込めた。サンフレ時代からの盟友でもある森保監督との強力タッグで、日本の歴史を紡いでいく。

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