森保監督アジア杯タイ獲る宣言 進化へ鍵は2つの大陸選手権「経験積める」

 日本サッカー協会は11日、都内で、来年の日本代表各カテゴリーの年間スケジュールを発表した。7月の就任以降、Aマッチでは4勝1分けと無敗で年内の実戦を終えた森保一監督(50)は、アジア杯(1月5日開幕・UAE)、南米選手権(6月14日開幕・ブラジル)という2つの大会を戦うことで「チームの成長を、この経験を通じてさらに発展させていきたい」と力強く語った。

 タフネスさが求められる2つの大陸選手権を通じ、チームの成長をさらに加速させる。壇上の森保監督の言葉に力がこもる。「来年の活動はアジア杯でタイトルを取ることを目標に活動したい」と、まずは年明け早々のアジア杯で2大会ぶりの王座奪回を宣言した。

 ロシアW杯後に就任した新体制では、すべて国内の試合だったとはいえ5戦無敗。10月には、FIFAランクで当時5位のウルグアイにも4-3で打ち勝った。W杯ではコーチとして日本の躍進を支えた経験を持つ指揮官だけに「西野ジャパンが戦った戦い方をわれわれも継承していきたい。それは日本人らしさ、日本人の良さを持って世界で戦っていこうということ」と語った。

 そして、6月に控えるのは南米選手権。99年パラグアイ大会以来の参戦となる同選手権に向けては「アウェーで、本気の南米を相手にした経験が積める」と指揮官。選手の招集については拘束権がないため、メンバー編成など不透明な部分も多いが「南米のチームにはわれわれが成長するために学ぶべきことがまだまだある」。その具体例として「マリーシアという言葉は、日本ではずる賢さと言われるが、色んな局面で賢さを発揮して、あらゆる局面に対応できるというのは個人としてもチームとしても身につけないといけない」と試合巧者ぶりを学べる機会とした。

 早ければ9月からカタールW杯のアジア予選も始まる。「結果にこだわりつつ、チームの成長を続けていきたい」と森保監督。飛躍の一年とする。

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