J2山形が川崎を破り4強!昨季J1王者を3発撃沈 セットプレーで活路見いだす

 「天皇杯・準々決勝、山形3-2川崎」(24日、NDソフトスタジアム山形)

 準々決勝3試合が行われ、J2の山形がJ1で首位に立つ川崎を3-2で破る波乱を起こし、4強入りした。準決勝で、磐田をPK戦の末に退けた仙台と対戦する。山形は4大会ぶり、仙台は9大会ぶりのベスト4。浦和は鳥栖に2-0で快勝し、3大会ぶりの4強入り。もう1試合の鹿島-甲府は11月21日に開催され、準決勝は12月16日に行われる。

 泥くさく、だが誇らしい金星だった。高い技術でボールを支配するJ1王者と同じ術(すべ)は持てない。だからこそ、愚直なまでに走る、戦う。「自分たちはチャレンジャー以外の何ものでもない。持っているものをすべて出そうと」。決勝アシストのFW汰木(ゆるき)の言葉がチームを体現していた。

 高い集中力で、わずかな好機にエネルギーを注いだ。木山監督が「活路を見いだしていた」というセットプレーから2発、カウンターから1得点。相手に退場者が出て、最終盤は数的有利も体を投げ出し続けた。

 天皇杯4強入りは準優勝した14年度以来、クラブ史上2度目。4年前、頂点を前に涙をのんだ主将MF山田は「前回は、決勝で負けて悔しい思いをしたので、借りを返せるようにしたい」と言い切った。

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