堂安、定位置奪取で飛躍誓った 21歳以下“バロンドール”最終候補10人に選出

 「キリンチャレンジカップ、日本-パナマ」(12日、デンカビックスワンスタジアム)

 サッカー日本代表は9日、国際親善試合パナマ戦、ウルグアイ戦(16日、埼玉)に向けて合宿2日目の練習を行った。サッカー専門誌「フランス・フットボール」が新設した21歳以下の最優秀選手に贈る「コパ賞」候補10人に、フランス代表FWエムバペ(パリ・サンジェルマン)らとともに選出されたMF堂安律(20)=フローニンゲン=は「いつか堂安が勝つと思われるレベルまで行きたい」と飛躍を誓った。また、この日帰国したDF吉田麻也(30)=サウサンプトン=ら5人が合流し、代表メンバー23人全員がそろった。

 堂安ははるか先の頂を見据えた。21歳以下“バロンドール”の最終候補10人に名を連ねた。時差ボケの影響で午前4時に目覚め、携帯を眺めていると朗報に触れた。「ビックリした」と驚きを隠さなかった。大本命はW杯ロシア大会でフランスを優勝に導いたFWエムバペだと理解している。それでも「いつか堂安が勝つと思われるレベルまで行きたい」と、言い切った。

 9月に続く代表選出となった。W杯メンバーのMF原口らも加わり熾烈(しれつ)な定位置争いが待ち受けるが「僕が強くなり、たくましい選手になっていく上でポジションは隣り合わせ。全くおびえていないし気にしてる場所ではない。いつも通り楽しんで自分のプレーに集中したい」と臆する様子はない。

 2季目を迎えたフローニンゲンでは全試合に先発出場し、1トップを任せられることもある。「右サイドを極めたい」とジレンマもあるが、プレーの幅は間違いなく広がる。ハーフコートの紅白戦では右サイドから起点となり、左クロスをゴール前で合わせてネットを揺らすなど、鋭い得点感覚を見せつけた。

 代表初得点の期待も高まるが「勝ちたいという思いの方が強い」と、ゴールより勝利へのこだわりを見せた。「結果が残っても残らなくても、今サッカーを楽しめている」とはにかんだ。笑顔の先に成長があると信じている。

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