Cロナ、1年前からレアル退団を想定 その理由は…

 イタリア1部リーグ、ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウドが今年夏、それまで9年にわたり在籍していたスペイン1部リーグ、レアル・マドリードを退団した理由についてスペインの一般紙エル・ムンドが伝えている。

 一番の理由は脱税によるものだとしている。スペイン税務署から嫌疑をかけられたのを受け、2017年5月ロナウドは税務関係の担当者を前に激怒。「僕は学歴がない。今までサッカーしかしていないけど、僕はバカじゃないし誰も信用していない。だからアドバイザーと契約するときには求められる金額から30%上乗せして払っている。なぜなら僕はトラブルを望んでいないからだ」と、不満を爆発させたという。

 この一件を境にレアル・マドリードで居心地が悪くなったとしている。選手側の見解によるとバルセロナは同様の問題でメッシに便宜を図ったが、レアル・マドリード側は事態収集の意思を見せず、脱税問題から一線を画しており孤立無援の感があったという。

 年棒面で納得できない面も。メッシやフランス1部リーグ、パリ・サンジェルマンへ移籍したネイマールが大幅にロナウドを上回る状態に「単に金額ということではなくステータス、敬意の問題」と解釈。さらにクラブ歴代得点でトップのロナウドが今でもレアル・マドリード歴代でディ・ステファノに続く2番手として扱われることにも不満があり「これ以上何をすれば良いの分からない」と周囲に漏らしていたとされる。

 同紙によると、ロナウドの代理人ジョルジュ・メンデス氏は昨季レアル・マドリードがチャンピオンズリーグ予選グループでユベントスと対戦したときに選手の移籍について話し合いをスタート。パリ・サンジェルマンもロナウド招聘に関心を示したものの、ネイマールらの離脱の可能性を考慮し時間が欲しいとの要望を出したという。ロナウド側はすぐにでも話を進めたい意向があり、この時点で話が進んでいたユベントスと契約したとしている。

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