神戸リージョ監督“初采配”も5失点で3年ぶり5連敗 ACLどころか降格圏まで6差

 鹿島に敗れ厳しい表情のポドルスキ(中央)ら神戸イレブン
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 「明治安田生命J1、神戸0-5鹿島」(29日、ノエビアスタジアム神戸)

 目を覆いたくなる惨劇が繰り広げられた。コーチとしてベンチ入りした神戸・リージョ監督の“初采配”となったが大量5失点でネルシーニョ体制だった15年以来の5連敗を喫した。

 3バックで4失点した前節浦和戦から4バックに戻して守備の修正を図った。リージョ監督は「マークについている選手にはウルグアイ人のようにかみついてでもやらせるな」と指示を飛ばしたが、前半40分のCKではニアに走り込んだ鹿島MF安部を簡単にフリーにした。後半11分にはGK金承奎が自陣でボールを奪われるなど、個人のミスを起因に次々と失点を重ねた。

 10位に後退し、残り6試合で降格圏内まで勝ち点6差と降格の2文字も現実味を帯びてきた。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得を掲げた今季だが「ACLとか言ってる場合じゃない」と三田は危機感をあらわにした。

 リージョ氏が監督として登録されるのは次節長崎戦以降。2試合で無得点9失点と崩壊したチームの再建は、時間との戦いになる。

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