イニエスタ2試合連発も…首位・広島とドローで渋い表情

前半 広島の徹底マークを受けながらもボールをキープする神戸のMFイニエスタ=ノエビアスタジアム神戸
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 「明治安田生命J1、神戸1-1広島」(15日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸は0-1から前半17分にMFアンドレス・イニエスタの2試合連続ゴールで同点としたものの、勝ち越し点は奪えず、首位・広島との勝ち点差を縮めることはできなかった。

 広島は前半15分、FWパトリックがGKと交錯しながらも踏ん張ってシュートをねじ込み先制した。しかし、直後の17分。イニエスタの個人技が、味方との連携から発揮された。

 右サイドのポドルスキからの強いパスを足元におさめると、数秒間相手守備選手と正対して時間をつくった。左サイドを駆け上がったティーラトンに、広島守備陣が気を取られた隙を突いて中央へドリブル。フェイントをかけながらシュートコースを見定めて右足を振り抜き、ゴール左上に突き刺した。

 リーグ4位ながら、首位広島とは勝ち点16差と大差をつけられていた神戸は勝利がほしいところだったが、再三の決定機をものにできなかった。後半30分にはゴール近くで郷家が押し込もうとするも枠外。ロスタイムにはウェリントンがヘディングを放ったがGK林の好セーブにあった。

 チームの勝利をすべてに優先させるイニエスタは引き分けの結果に、やや渋い表情だった。

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