Ｊ１鹿島は２０日、黒崎久志氏（５０）がトップチームのコーチに就任することを発表した。

　黒崎氏は現役時代はＦＷとして活躍。宇都宮学園高時代は８６年の選手権で得点王に輝く活躍で４強進出。本田技研を経て９２年に鹿島入りしてエースとして活躍。京都、神戸などを経て、０３年シーズンを終えて引退。Ｊ１通算６９得点の成績。日本代表としては国際Ａマッチ２５試合に出場し４得点を挙げた。

　引退後の０４年から鹿島コーチ、０７年に新潟コーチを経て、１０年から１２年シーズン途中まで新潟で監督。１３年からは１７年５月まで、大宮でコーチなどを務めた。

　鹿島は柳沢敦前コーチ（４１）がアウェーＪ１湘南戦前日の４月６日に遠征先のホテルでチームに無断で第三者と会っていたことが発覚。規律違反による期限未定の自宅謹慎処分を受け、８日に辞任していた。

　黒崎氏はクラブを通じて次のようにコメントした。「今回、クラブからオファーをいただき、スタッフとしては１２年ぶりにアントラーズへ戻ってくることになりました。もう一度このチームに携わることができ、大変光栄に思います。常に勝利を求め、鹿島が鹿島であるために監督をサポートし、これまで培った経験を含め、コーチとしての役割を全力で果たしていきたいと思います。アントラーズを愛する皆さん、応援のほど、よろしくお願いします」