長谷部 3バックで入念に確認作業「攻撃的なイメージ」
「キリンチャレンジカップ、日本-ガーナ」(30日、日産スタジアム)
サッカーの日本代表は27日、親善試合ガーナ戦に向けて千葉県内での合宿を行った。GKを除く10対10のフォーメーション練習で、主力組は3-6-1のシステムで連係を確認。西野朗監督(63)が短期間で浸透を図っている3バックのイメージをMF長谷部誠(34)は「攻撃的」と表現した。この日、これまで別メニューで調整していたMF乾、GK中村が部分合流した。
3枚並んだ主力組のDFライン。1本目は左から槙野、長谷部、吉田。2本目は昌子、長谷部、吉田のトリオで編成。何度もプレーを中断させて確認作業を繰り返す西野監督の姿があった。
所属チームで慣れている3バックの中央で常にプレーした長谷部は「感覚としては3バックには、かなり攻撃的なイメージを持っています」と説明した。
守備の確認を行った練習だった。DF3人がスライドし、どちらかのウイングバックがDFラインに吸収されて、一時的に4バックになる形を反復した。両サイドが下がって5バックになることを避け、守備時でも1人は中盤に残った。
狙いは中盤に人数を割くこと。長谷部は「これまでやってきた縦に速い攻撃を継続しながらも、プラス中盤の数的優位を生かした崩しとか、そういうものも、加えていけたら」と明かした。
突貫工事で習得を目指す3バック。長谷部は「そんなに難しいトライではないかなと感じている。コミュニケーションをとってやることが大事」と強調した。