ジーコ氏 日本代表にエール「精神面強化せよ」
元日本代表監督のジーコ氏(65)が日本代表へエールを送った。14日、都内でJリーグ25周年ワークショップに出席。「飛び抜けていいチームはあまりない。肩を並べて勝負できる資質が日本にある」と期待した。
海外でプレーする選手が増えていることで「技術面は相当上がっている」と太鼓判。その上で「1次リーグを突破してその先となると、精神面が非常に大事。強化すべき」と課題も挙げた。
将来的な強化プランも熱く語る。「12-16歳のカテゴリーの強化が必要。その年代に良いものを伝えることができれば、必ずいい仕事をする」と訴え、隣席したJリーグの村井チェアマンに「協力してもらいたい」と要請したほどだ。
かつて、ペレやマラドーナがW杯優勝に導いた。「人口1億2千万人もいる日本にも逸材が現れる可能性は高い」と語る。「彼らが育つシステムが必要。18歳になればすでに完成されて世界と戦う。こういう選手がほしい」。発掘された絶対的なエースが日本のW杯制覇に導く。そんな未来予想図を思い描いていた。