イニエスタのJ1神戸入り急浮上 中国移籍は消滅、スペインで報道相次ぐ

 サッカースペイン1部リーグ、バルセロナのスペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(33)がJ1神戸へ加入することが急浮上した。7日夜にスペインラジオ局、カデナ・セールが一報を報じ、スペインの複数メディアが伝えている。

 報道によると正式サインにまでは至っていないものの、交渉は最終段階に入っており、3年契約で年俸2500万ユーロ(約32億5000万円)の待遇になるという。さらに神戸でFCバルセロナの選手育成モデルを反映した組織を立ち上げる話があり、イニエスタが全面的に関わるほか、選手が出身地で運営しているワイン事業のビジネス展開も進められるという。

 これまで公然の秘密としてイニエスタが中国へ行くとされており、特に重慶力帆が新天地の最有力候補とみられていた。しかし中国政府の支援が見込めなくなったことで移籍話は一変。7日付で重慶がイニエスタを獲得しない旨の公式発表を出していた。事実上の撤退表明は6日にあったとされ、同日開催のバルセロナ-レアル・マドリード戦でバルセロナを訪れていた楽天の三木谷会長兼社長がイニエスタ獲得を一気に進めたとしている。

 ほかイニエスタには米MLSなどからの獲得オファーがあったという。

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