川崎はメルボルンと引き分け 3戦未勝利で1次リーグ折り返し

 後半、メルボルン・ヴァレリにユニホームを引っ張られる川崎・小林(左)
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 「ACL・1次リーグ、川崎2-2メルボルン」(7日、等々力陸上競技場)

 川崎(J1)はホームにメルボルン(オーストラリア)を迎え、2-2で引き分けた。

 前半28分にDFエウシーニョが先制点。1点を返されて迎えた後半10分には、DF登里が勝ち越し点を決めたが、終了間際にPKを献上。今季初勝利はお預けとなり、1次リーグの前半戦を2敗1分けで折り返した。

 決勝トーナメント進出に、分厚い暗雲が垂れ込めてきた。1点リードで迎えた後半ロスタイム。DF奈良がエリア内でPKを献上。初勝利はスルリとこぼれ落ちていった。

 試合を通じて、ボールを支配するスタイルは健在。ただ、試合運びの拙さが目立った。1点をリードして迎えた終盤。「みんなで声を出して『勝てれば何でも良い』と言い合っていた。ハッキリと裏に蹴っても良かったが…」。FW小林は唇をかんだ。

 未勝利で1次リーグの前半を終了。ホーム戦が2試合ありながらも、2敗1分けと苦しい戦いが続いている。鬼木監督は「3試合で勝ち点1というのは、自分たちが求めていたものとは大きく違う、すごく残念な結果。ただ、ここからどう向かっていくかが大事。すぐ来週にアウェー(メルボルン)戦がある。勇敢に向かっていきたい」と前を向いた。

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