富山一、鬼門を突破 元川崎・中西の指導効果あり 次戦は8月に勝った東福岡

 「全国高校サッカー選手権・1回戦、富山一1-0東海大星翔」(31日・等々力陸上競技場)

 富山一が鬼門を突破して2回戦に進出した。大塚一朗監督は「等々力では勝ったことがない。去年も東海大仰星に負けた。この年代で勝って新しい歴史を作ろうと話していた。勝ってほっとしています」と安堵の表情を浮かべた。

 終盤の相手の猛攻をしのぎきって、虎の子の1点を守りきった。決勝点はJ2徳島に内定しているエースFW坪井清志郎(3年)のゴール。前半26分、ゴール前の混戦からボールを奪い、冷静に決めた。

 坪井は「こぼれたボールが目の前にきた。落ち着いてワントラップできて、あとはしっかり打つことができた」と決勝弾を振り返る。

 大塚監督と親交のある元川崎の中西哲生氏から、数回指導を受けた。「トラップ、パス、シュートの際には方に力を入れずリラックスしろ」。「気持ちだけでは勝てない。しっかりと理論的に自分のプレーをできるようにしろ」。冷静な決勝点を「今までは力んでいたけど、きょうはリラックスして打てました」と指導効果を口にした。

 次戦は東福岡との対戦。8月15日の出雲杯決勝で6-3で下した相手だ。大塚監督は「向こうからリベンジしたいと言われていて、当たりたくなかった」と苦笑い。坪井は「夏に勝ったけど、油断できない。ここで勝てば大きな自信になる」と強豪撃破で波に乗る。

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