優勝候補の東福岡、苦しみながら1回戦突破 森重監督「仕上がりはまだまだ」

 「全国高校サッカー選手権・1回戦、東福岡3-0尚志」(31日、等々力陸上競技場)

 優勝候補の一角・東福岡が苦しみながら2回戦へ進んだ。押され気味だった前半に1点を先制したが、前半のシュートはその1本のみ。流れを変えたのは後半30分過ぎの“兄弟カウンター”だった。

 G大阪に内定しているMF福田湧矢(3年)が自陣から、抜け出した弟のMF福田翔生(2年)へパス。左からペナルティーエリアに侵入して決定機を作って放った翔生のシュートはGKに阻まれたが、こぼれ球を拾って攻め上がった湧矢がGKに倒されPKをゲット。同34分、自ら決めた。

 湧矢は「決めろよ、と思いました。結果、自分が(こぼれ球を)拾えてよかった」と笑う。翔生は「PKになってほっとしました」とこちらは苦笑した。全国の舞台を初めて2人で踏みしめた。「大舞台に一緒に立つことは小さいころから夢だった」(湧矢)と振り返った。

 後半44分にはMF木橋のFKが決まり、終わってみれば3-0。森重潤也監督は「仕上がりはまだまだ。きょうの試合で満足してはだめ。修正して次の2回戦に進みたい」と厳しかった。

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