J2岡山・加地亮が引退会見 「必死に走ってきた20年。幸せなサッカー人生だった」

 今季限りでの引退を表明したサッカー元日本代表DF加地亮(37)が27日、所属するJ2岡山のクラブハウスで引退会見を行った。

 加地は引退を決断した理由を「自分が思うようなプレーができなくなった。今年の夏にケガをして2カ月くらい休んで、復帰したあとは頭で思っていることと体が一致しなくなった。そういうことが一番大きい」と語り、「必死に走ってきた20年。幸せなサッカー人生だった」と20年間の現役生活を振り返った。

 今後については「かっこよく言えば、青年実業家」とニヤリと笑い、「嫁がやっているカフェを一緒にやろうと思っています」と、大阪で妻が営む飲食店の経営に参加する考えを披露。当面はサッカーから完全に離れる予定で「全然違う職種だけど、サッカーも飲食店も人に喜びを与えて、笑顔になってもらうという点では似ている。すごくやりがいがある」と第二の人生への思いを語った。

 兵庫県出身の加地は、滝川二高から1998年にC大阪入り。その後、大分、FC東京、G大阪に在籍し、06年には日本代表としてW杯ドイツ大会に出場した。14年には米国でのプレーも経験。帰国後の15年に岡山に加入した。

 9年間在籍したG大阪時代を振り返り、「同年代に遠藤(保仁)や橋本(英郎)、播戸(竜二)とか、群を抜いて僕よりうまい選手がいて、技術を盗みたいと思ってやっていた。それが成長につながった。ありがたかった」と感謝。3年間プレーした岡山については「全員がJ1昇格を信じて、そこを目指して戦っている。サポーターのみなさんが温かく応援してくれて、背中を押されたし、パワーをもらった。感謝しかない」と柔和な笑みを浮かべながら話した。

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