槙野、意地のヘッド弾!ブラジル戦5人目得点者

 後半、ゴールを決め雄たけびを上げる槙野(共同)
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 「親善試合、日本1-3ブラジル」(10日、リール)

 意地を見せた。日本ははるかに遠い3点を追って、迎えた後半17分、MF井手口のCK。ファーサイドに進入したDF槙野がブラジル代表DFジェメルソンに競り勝って、頭でゴールにたたき込んだ。

 「ブラジルのセットプレーの映像をかなり見た。僕が入ったゾーンはかなりルーズだった」。狙い通りの一撃は06年W杯ドイツ大会の玉田以来、日本サッカー史上5人目のブラジル戦ゴール。「自分たちがまだ死んでいないということを見せることができた1発」と振り返った。

 10月のニュージーランド戦以来、センターバックで3戦連続で先発出場。「招集されてもベンチに座っている悔しい思いはあった」と控えが続いた1年間の思いを吐露する。ベンチ入りでは満足しない。11人の先発枠を視野にアピールしたい思いがある。

 世界トップクラスのFWを「大好物」と言う。この日は大好物だらけの相手に体を張った。「個人的には3失点してしまった。もっとやれたという印象もある」。ゴールという収穫。失点という課題。11人枠へ、限界値を上げていく。

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