横浜FC、暫定指揮の奥寺氏が会見「後任が決まるまでこの形」

 J2横浜FCの監督に暫定で就任した奥寺康彦スポーツダイレクター(65)が19日、横浜市内で会見した。

 「自分たちが勝てば成し遂げることができる。強い気持ちで、相手に絶対負けないというメンタル面、戦う姿勢、フィジカル面が必要だと思う」と抱負を述べた。

 横浜FCは昇格プレーオフ圏外の8位と低迷。14日の前節で連敗を喫した翌15日に、中田仁司前監督(55)を解任。18日に、第38節町田戦(20日・等々力)で奥寺氏が暫定的に指揮をとることを発表した。リーグ戦残り5試合で昇格プレーオフ圏内の6位徳島との勝ち点差は3となっている。

 奥寺氏は「それなりのチーム作りをしてきて結果が出たのはよかった」と今季ここまでの評価をする一方で、「ただ、もう少し勇気をもって若い人を使うとか、メンバー作りだったり采配だったりがおとなしかった。少しは刺激を与えるようなメンバー構成、メンバーチェンジは活気が出るし、賭けかもしれないが大事なこと。若手に対してもやれるんだっていうチャンスを与えることも必要」と話した。

 クラブ側は15日、39節以降の監督は決定次第発表するとした。奥寺氏は「1試合だけになるか分からない。後任が決まるまで、こういう形になる。ある程度(後任の)メドはついていると聞いている」と話した。

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