J1神戸が元日本代表FWハーフナー獲得 完全移籍2年半契約「新たなトライ」

 J1神戸は3日、オランダ1部デン・ハーグに所属する元日本代表FWハーフナー・マイク(30)の完全移籍加入について、本人と合意に達したと発表した。背番号は9。この日、兵庫県加古川市内の病院でメディカルチェックを行った。契約期間などは非公表だが、複数の関係者によると2年半契約で、移籍金は約55万ユーロ(約7000万円)とみられる(金額は推定)。

 ハーフナーは「この度、ヴィッセル神戸に加入することになりましたハーフナー・マイクです。新たな環境で新たなトライに全力を尽くしたいと思います。ヴィッセル神戸のファン・サポーターの皆さまとスタジアムでお会いできることを楽しみにしています」とクラブを通じてコメントした。

 8日の第18節仙台戦前に本拠地ノエビアスタジアムで入団会見を行う。6日に来日する元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)と同様、Jリーグの第2登録期間が7月21日からのため、Jデビューは最短で29日の第19節大宮戦(ノエスタ)となる見込み。

 神戸は今季、クラブ初の開幕4連勝で一時首位に立ったものの、1日の川崎戦では0-5の大敗を喫し、3連敗で11位まで順位を下げた。チーム総得点17点はJ1ワースト6位。個人で見ればFW渡辺、MF大森の3得点がチーム最多。再浮上を狙うためには得点力不足解消が不可欠で、ポドルスキに加え「日本代表クラスの海外組」に絞って今夏の補強を進めてきた。

 ハーフナーは今季リーグ戦28試合9得点でチーム得点王となる活躍。契約は18年6月末まで残っており、本来なら獲得に2億円近い移籍金が発生するはずだったが、本人の日本復帰の意思が強く、最終的には大幅な移籍金の引き下げに成功した。

 ◆ハーフナー・マイク(Havenaar Mike)1987年5月20日、広島市出身。横浜Mユースから06年にトップ昇格。福岡、鳥栖への期限付き移籍を経て10年に甲府へ完全移籍。20得点でJ1得点王に輝き、甲府をJ1昇格に導いた。11年はJ1で日本人トップの17得点を挙げ、同年9月のW杯予選・北朝鮮戦でA代表デビュー。12年にフィテッセへ完全移籍。コルドバ、ヘルシンキでプレーし、15年にデン・ハーグへ完全移籍。父はオランダ出身でJ1名古屋などで活躍したGKディド氏。J1通算58試合17得点、J2通算90試合42得点。国際Aマッチ通算18試合4得点。195センチ、92キロ。左利き。

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