浦和・関根5人抜きV弾 30メートル独走ドリブル「パスの選択肢なかった」

 「明治安田生命J1、浦和4-3広島」(1日、埼玉スタジアム2002)

 浦和はMF関根貴大(22)がロスタイムに5人抜き独走の決勝ゴールを決め、広島を4-3で振り切ってリーグ戦の連敗を3で止めた。G大阪はMF藤本淳吾(33)の決勝アシストで仙台に3-2で競り勝ち、暫定2位に浮上。川崎は阿部と小林がともに2ゴール奪うなど神戸に5-0で大勝した。残り3試合は2日に行われる。

 スーパーゴールが、連敗の壁を打ち破った。後半47分、左サイドでパスを受けたMF関根がドリブルを開始。まるでマラドーナのようだった。約30メートルの間に、5人を抜き去って決勝弾を突き刺した。

 「あと1歩、あと1歩と思いながらいきました。パスの選択肢はなかった」

 1人かわし、2人の間を抜けると、加速して中央へ切れ込む。スライディングをかわし、ブロックに来た相手を抜き去った時、ゴールが見えた。「最後はニアに突き刺すイメージでした」。思いっきり右足を振り抜いた。

 スタンドでは日本代表FW原口元気(26)が視線を送っていた。「あの時間帯にあのプレーを選択する。気持ちが入っている証拠」と背番号24の後継者を絶賛。試合後「プロのキャリアで一番いいプレーじゃない」と声をかけた。関根にとっては「同じドリブラー」として憧れの存在。「元気くんが見ている前で点が取れてよかった」と笑顔を見せた。

 6月29日の練習中にFW李忠成とつかみ合いになった。「それがきょうに生きた。球際のところを練習で厳しくやったから。いいことじゃないけど気持ちの上で大事」。8年ぶりのリーグ戦4連敗阻止へ思いが結実したゴール。決めた瞬間、最初に李と抱き合って喜びを分かち合った。「個の力で点を取れて自信がつきました」。22歳は胸を張った。

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