Jリーグとスペインリーグが戦略的連携協定を締結
Jリーグは22日、スペインリーグ(ラ・リーガ)と戦略的連携協定を締結。都内で村井満チェアマンとスペインリーグのハビエル・テバス会長が調印式を行った。
Jリーグの海外プロリーグとの協定締結は11リーグ目となるが、欧州のリーグとの提携は初。スペインリーグにとってもJリーグがアジアで初めての提携リーグとなった。
協定内容は(1)トップチームの交流(2)育成年代の交流、強化、指導者交流(3)インテグリティ(4)クラブマネジメント、リーグ運営-の4点。村井チェアマンは「トップチームが真剣勝負する機会を増やしたい」とし、今夏にセビリアが来日するが、来年以降もトップチーム同士の試合開催を目指す。また、「ラ・リーガはカンテラーノ(下部組織)の60%がトップに上がる。学ばなければいけないところ」と育成に定評のあるリーグを参考にJリーグに還元していく。
テバス会長は調印式のために滞在0泊の強行軍で来日。「ラ・リーガはスポーツ面では世界一だが、スポーツ産業としてはプレミアムリーグのレベルに達していない」と課題を説明。エイバル・乾、テネリフェ・柴崎らの活躍を例に、「彼らが素晴らしいプレーをしてくれることで、スペインリーグが日本に知られることに役立っている」とアジアでの知名度アップへの貢献を評価した。