DF昌子、思い出の地で踏ん張った 失点絡むも「ディフェンスはやられて成長」

 「サッカー・国際親善試合、日本1-1シリア」(7日、味の素スタジアム)

 DF昌子源(24)=鹿島=とって思い出の地だったが、今回はほろ苦いものとなった。代表デビュー戦となった15年3月31日の親善試合ウズベキスタン戦以来の味の素スタジアム。左センターバックとしてDF吉田と初コンビを組んだが、後半3分に自陣左サイドから放り込まれた相手クロスに対して目測を誤り、FWマルドキアンに頭で決められた。失点に直接絡み3試合連続完封を逃した。

 吉田と森重が君臨していたセンターバックだったが、ハリルホジッチ監督は昌子の成長を促すため、「若い選手は経験ある選手をリスペクトしすぎる。良い雰囲気をもらたすトライもしている」と不調の森重を外して新たな競争をもたらした。

 昌子は「自分でも最初は硬いなと思った。ミスでやられたけど、ディフェンスはやられて成長する。これで成長できると思う」。国際Aマッチ3試合目の出場ながら、失点シーン以外は落ち着いた対応で、吉田の相棒として及第点の働きを見せた。次戦は真剣勝負の最終予選イラク戦が待ち受ける。

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