U20日本代表・堂安の同点ゴールで10年ぶりの16強入り 

 「U-20W杯・1次リーグD組、日本2-2イタリア」(27日、水原)

 1次リーグC、D組の最終戦が行われ、日本はイタリアと2-2で引き分け、1勝1分け1敗の勝ち点4でD組3位となり、前回出場の07年以来となる決勝トーナメント進出を決めた。16強による1回戦で30日にB組1位のベネズエラと対戦する。日本は序盤に2点を失ったが、前半22分にMF堂安律(18)=G大阪=が1点を返すと、後半5分にも堂安が同点ゴール。1次リーグ全6組の3位の中で、成績上位の4チームに入ることが確定した。

 堂安の左足が10年ぶりとなる16強の扉を開いた。後半5分、MF市丸の縦パスを受け「あれが自分の特長」と、ドリブルでペナルティーエリア内へ突入。4人を抜き去り左足を離れたボールがゴールに転がり込んだ。

 今大会3得点目となる値千金の同点弾。左膝前十字靱帯断裂でチームを離脱し、観客席から見守ったエースFW小川のユニホームを掲げ、「今まで一緒に戦ってきた仲間。あいつの分も頑張ろうとピッチに立った」と誇らしげに胸を張った。

 欧州2位のイタリアに開始7分で2点を先行されたが、堂安は鋭いドリブルで臆することなく守備陣に挑んだ。前半22分には今大会初先発のMF遠藤のクロスに、滑り込みながら懸命に左足を伸ばして押し込む追撃弾で勢いと勇気を与えた。

 終了間際には足がつるほど走り抜いた。昨年のアジア最優秀ユース選手が、際立つ個の力で日本を窮地から救った。

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