ボールボーイへの乱暴、J2徳島の選手にクラブが謹慎処分
J2徳島が30日、公式サイトで29日のJ2リーグ戦千葉戦でボールパーソン(ボールボーイ)に乱暴な行為をして退場処分を受けたDF馬渡和彰について、Jリーグ規律委員会の処分が確定するまでの間、謹慎処分とすることを発表した。また、同じ千葉戦で徳島側の応援エリアから別のボールパーソンが液体をかけられる行為があったが、この液体が「アルコールと思われる」ことも明かした。
30日午後7時に徳島はウェブサイトを更新し、「本日、クラブ内で協議し、馬渡選手に関しましては、Jリーグ規律委員会の処分が確定するまでの間は謹慎処分とすることを決定しました」と発表した。これとは別に馬渡に対して、厳重注意も行ったとした。最終的な処分は、決定次第報告するとしている。
スタンドから液体がかけられた行為について、30日朝の時点では当該の液体が水と思われていたが、同日夜の時点で「アルコールと思われる」液体であったと報告が変更された。液体をかけた人物は特定されておらず、「引き続き情報収集をおこない、人物が特定でき次第、早急に事実確認をおこなう予定です」としている。
なお、馬渡の謝罪コメントも以下の通りに掲載されている。
「昨日のジェフユナイテッド千葉戦において、私が引き起こした行動は、いかなる状況であれこのような行動が認められるわけがなく、あってはいけない行為だったと深く反省しております。ボールパーソンの方には、多大なるご迷惑をお掛けしてしまい、深くお詫び申し上げます。
また、その行動によって不快な思いをされたジェフユナイテッド千葉のファン・サポーターの皆様、関係者の皆様、Jリーグを支えていただいている皆様にお詫び申し上げます。
プロサッカー選手である以前に、人としての行動を改めなければいけませんし、申し訳ないで収まるような話ではありませんが、二度とこのようなことが無いよう努めて参ります。
今後、処分等についての決定がありますが、しっかりと処分を受け入れ、再度サッカー選手としてピッチに立たせていただける状況となれば、支えていただいている皆様に全力で返していきたいと思います」