「サッカー・天皇杯・決勝、鹿島－川崎」（１月１日、市立吹田サッカースタジアム）

　６大会ぶり５度目の優勝を目指す鹿島と、初の栄冠を狙う川崎が顔を合わせる。両チームは３１日、堺市で冒頭以外を非公開として最終調整した。今季はＪ１チャンピオンシップ準決勝を含めて公式戦で３度対戦し、１勝１分け１敗。川崎はクラブ初タイトルへ、ＭＦ中村憲剛（３６）やＦＷ大久保嘉人（３４）が体を動かした。

　川崎は練習の冒頭のみを公開し、最終調整した。悲願のタイトル獲得へ、主将の中村は「やるだけ。モチベーションは高いし、それを出すだけだと思う」と気持ちを高ぶらせた。

　５年間チームを率いた風間監督の退任や、１５年シーズンまで３季連続で得点王に輝いた大久保の退団が決まっている。３４歳の元日本代表は「タイトルを取りたい」とシンプルな言葉に決意をにじませた。