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高松商、名門復活へ…センバツ準Vの野球部に続くぞ

 11年ぶりの全国選手権に挑む高松商イレブン
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 第95回全国高校サッカー選手権が30日に開幕する。高松商(香川)が11年ぶり22度目の全国選手権に挑む。県大会は準決勝、決勝とも0-0からのPK戦で勝利するなど粘り強い戦いで頂点に立った。来年1月2日の初戦の相手は駒大高(東京)で、会場は駒沢陸上競技場(午後0時5分キックオフ)。“完全アウェー”となることが予想されるが、まずは目標の初戦突破を果たし、今春センバツ甲子園で準優勝した野球部に続く、ド派手な名門復活劇を狙う。

 戦前から香川県のサッカーを引っ張ってきた名門・高松商。11年ぶりの全国選手権は、完全復活をかけた舞台となる。就任9年目の陶山輝佳監督(52)は「22回目といっても、選手たちにとっては初出場。緊張すると思うけど、自分たちらしくプレーができれば」と話した。

 丁寧にボールをつないでゴールに迫るポゼッションサッカーが持ち味。加えて、どんな劣勢にも屈しない精神力が今年の高松商のストロングポイントだ。

 その粘り強さを存分に発揮した県大会。準決勝では四国学院大香川西の猛攻を耐え抜き、0-0のまま突入したPK戦を6-5で制した。藤井学園寒川との決勝も0-0からのPK戦を制し、全国切符をつかみ取った。

 9月に就任した内藤就行コーチ(49)の存在も大きい。Jリーグ創成期にJ1鹿島の主力として活躍した同コーチ。知人の紹介で高松商の指導スタッフに加わると、きめ細かなアドバイスで技術と闘争心をチームに植え付けた。全国選手権でもベンチ入りして陶山監督をサポートする予定で「見ている人を感動させるようなプレーをしてほしい」と同コーチは期待を寄せる。

 もう一つ、イレブンを奮い立たせているのが同校野球部の存在だ。サッカー部と同じように長い低迷期を味わった野球部は、昨年秋の明治神宮大会で優勝を果たし、20年ぶり出場の今春センバツでも準優勝した。

 いつもグラウンドの隣で練習している同学年の選手たちが脚光を浴びるのを見て「うらやましかったし、正直、悔しかった」とMF安西真輝主将(3年)。クラスメートでもある野球部のエース・浦大輝投手(3年)から「サッカー部が全国に出たら応援に行くから」と激励を受け、「刺激になった。自分たちも結果を出してやろうと思った」と振り返る。

 Pikaraスタジアムで行われた県大会決勝にも、多くの野球部員が応援に駆けつけていた。PK戦の末に頂点に立つと、DF高野凌央(3年)は野球部の4番・植田響介捕手(3年)から「めっちゃかっこよかった」と、SNSで祝福メッセージをもらったという。

 目指すは野球部にも負けない復活劇。県大会後、イレブンは課題の得点力に磨きをかけ、じっくりと準備を進めてきた。

 1月2日の初戦(2回戦)の相手は、昨年度大会ベスト8の強豪・駒大高(東京)だ。会場は相手の地元にある駒沢陸上競技場。“完全アウェー”の雰囲気が予想されるが、エースFW西島勇気(3年)は「まずは初戦突破が目標。得点、アシストに絡んで、勝って勢いをつけたい」と意気込んだ。粘り強く戦い、名門復活をアピールする。

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