FC東京・橋本 DF室屋代役で五輪!

 FC東京のMF橋本拳人(22)が、宮崎・都城キャンプ6日目の16日、左第五中足骨骨折で全治3カ月の診断を受けたDF室屋成(21)の代役に名乗りを上げた。リオ五輪本大会メンバーへの滑り込みを目指すMFは、あらゆるポジションでプレーできることをこの機会にアピールする。

 昨季J1第2ステージでブレークを果たした橋本が、救世主となる。城福監督は、この日の紅白戦でも室屋の長期離脱で手薄となった右サイドバックに、橋本を起用。2月23日に本戦がスタートするACL全北現代戦と、同27日に開幕するJ1大宮戦に向けてテストに踏み切った。橋本も「試合に出場できるのならどこだっていい。どこであろうと、特長を出して行きたい」と意欲を示した。

 本職は中盤の守備的MFだが、これまでのサッカー人生でGK以外のあらゆるポジションを務めてきた。そうしたコンバートにも真摯(しんし)に向き合ってきた。また、J2熊本などで武者修行を繰り返し、昨季からチームの主力に上り詰めた。そうした苦労も、「ピッチに立ちたい」という思いを一層強くさせたのだろう。

 だからこそ、指揮官が「本当に、拳人はどこでも高いレベルでできる」と舌を巻く、超万能型選手となったのだ。

 このコンバート成功は、リオ五輪代表メンバーへの滑り込みの近道となるかもしれない。本大会ではアジア最終予選の23人から18人に絞られる。複数のポジションをこなせる選手が重宝されるからだ。遅れてきたリオ世代は、「自分を信じてアピールしたい」と、今夏のブラジル行きの切符を自らの手でつかみ取る決意を口にした。

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