広島・寿人バルサと決勝だ

 「クラブW杯・準決勝、広島-リバープレート」(16日、長居スタジアム)

 開催国枠で出場しているJ1王者の広島は14日、南米王者のリバープレート(アルゼンチン)との準決勝に向けて大阪市内で調整。エースFW佐藤は「戦うだけでは満足できない。欲はどんどん出てくるんで」と、ジャイアントキリング(大番狂わせ)への意欲を語った。

 前夜はアフリカ王者・マゼンベ(コンゴ)に3-0で快勝し、準決勝へ駒を進めた。リバープレート戦へ向けて佐藤は「周囲はリーベル(リバープレート)が勝って、バルサ(バルセロナ)と決勝をすると思っているかもしれない」と前置きした上で「ここまで来たら、バルサ(の試合)を見るのではなく、バルサとやりたい」と、日本勢初となる決勝進出へ気合を入れた。

 自信はある。「ワールドユース(01年のアルゼンチン大会)でU-20のアルゼンチン代表と試合をしたが、やれないことはないというイメージを持っている。先日、写真が出てきて懐かしいなと思ったところ」と説明。森保監督も「世界トップクラスのクラブを相手に、ここで何とか勝機を見いだしたい」と意気込みを示した。

 中2日で行われる準決勝。「タフな状況であればあるほど前を向こうと話している」と指揮官。大番狂わせを起こす気概と準備は、既にできている。

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