広島2発快勝!寿人ベンチで若手躍動

 「クラブW杯・1回戦、広島2-0オークランド」(10日、日産スタジアム)

 日本では3年ぶりの開催で、サッカー・クラブ世界一を争う大会が開幕し1回戦1試合が行われた。開催国枠で出場したJ1覇者の広島がオセアニア代表のオークランド(ニュージーランド)を2-0で下した。前半9分にFW皆川佑介(24)、後半25分にDF塩谷司(27)が得点を挙げた。広島は13日の準々決勝でアフリカ代表のマゼンベ(コンゴ)と戦う。

 強さを裏付ける“哲学”が詰まった快勝劇だ。先発メンバーが入れ替わっても、負傷者が出ても、ボールを保持されても、広島は決して動じない。慌てず、勝利への道を模索。そして、見事に遂行してみせた。

 5日のJリーグ・チャンピオンシップ決勝第2戦から先発を6人変更。特に、前線の3選手はいずれも若手を起用した。だが森保監督に言わせれば、これは奇策でも苦肉の策でもない。「練習を見ていないと不思議かもしれないが、あの組み合わせはシーズン終盤の練習時にも試していた。他の選手もシーズン中に試合で結果を出している。自信を持って送り出した」。主将のMF青山も「人が変わっても、何も不安はなかった」と続けた。

 指揮官の言葉通り、前半9分にFW皆川が先制弾。だがその後、MF野津田、柴崎、清水と3人が負傷交代。ゲームプランは狂い、ボール保持率も90分を通じて33%と圧倒された。それでも「我々もポゼッション(ボール保持)したかったが、できなければカウンターのチャンスを受け止め、うまくいかないなりのサッカーを選手が判断してくれた」と指揮官。守備では無失点。後半25分にはDF塩谷が追加点を決め、勝負を決めた。

 負傷者3人は次戦(13日)も欠場する見込みだが「総力戦で勝ちにいくのは、いつもやっていることなので」と森保監督。3年前に敗れた準々決勝の壁。今回こそ突破する。

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