「Ｊ１、広島－湘南」（２２日、エディオンスタジアム広島）

　Ｊ１は２２日に第２ステージ最終節を迎える。ステージ首位の広島はホームで湘南に勝てばステージ優勝と、チャンピオンシップ（ＣＳ）で決勝にシードされる年間勝ち点１位を手にする。年間勝ち点２位の浦和は広島と２差で、ホームに神戸を迎える。第２ステージ２位の鹿島は名古屋と対戦。広島とは勝ち点３差で、得失点差でも１２の大差がついており逆転の可能性は低い。

　第２ステージと年間勝ち点で首位に立つ広島は２１日、広島市のエディオンスタジアム広島で湘南戦に向けて調整した。得失点差で圧倒的優位な状況。浦和と争う年間勝ち点も見据え、森保監督は「勝てば全てが手に入る。気を引き締めて戦いたい」と意気込んだ。

　入場券は前売り分で全席完売。サポーターのタイトルへの期待は大きく、この日はスタンドで約２００人が練習を見守った。Ｊ１最多得点記録にあと１と迫る佐藤は「思いは伝わっている。ストライカーとしてチャンスを決めたい」と力強く語った。森保監督も「注目された中でプレーできるのは幸せなこと。選手には楽しんでほしい」と話した。

　監督は、１シーズンが延長戦のない３４試合制になった２００５年以降の年間最多勝ち点「７２」の更新も視野に入れ「明日勝ってもレギュラーシーズンの（年間）優勝にはならないが、記録の中で名を刻める」と必勝を期した。