FC東京・中島がJ1初ゴール

 「J1、鳥栖1-2FC東京」(20日、ベアスタ)

 3位のFC東京は中島翔哉が同点ゴール、森重真人が決勝PKを決め、鳥栖に2-1で逆転勝ちした。1点ビハインドの後半6分からピッチに立った中島。同24分に同点弾を決め「うれしかった」と、J1初ゴールを初々しく振り返った。

 右サイドのDF徳永からロングボールが入り、これをFW武藤が頭でそらす。背番号「39」は、それを拾うと、ワンタッチ、ツータッチとドリブルで中に切れ込み、右足を振り抜いた。

 豪快なシュートがゴールネットに突き刺さった瞬間、反対側のゴール前からGK権田が70メートルほど全力で走り、殊勲の中島を抱きかかえた。代わる代わる選手全員と抱き合い、歓喜の輪ができた。

 積み重ねた努力は裏切らなかった。そして、チームメートもその姿を知っていた。中島も、ベンチにすら入ることができない日々を送ってきたが、「チームメートが支えてくれた。だから自信を失うこともなかった」と振り返った。

 今夏には、エースの武藤がドイツ1部のマインツへと移籍する。中島は「すごく重要な選手が移籍して苦しくなるけど、それを助けられるようにしたい。まずは、もう1試合、一緒にできるので、それを楽しみたい」と力強く語った。リオ五輪世代のエースが、東京の新エース候補に名乗りを上げた。

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