バルセロナ、亡き前監督に捧げる勝利

 「スペインリーグ、ビリャレアル2‐3バルセロナ」(27日、ビリャレアル)

 バルセロナが25日にがんのため45歳の若さで亡くなったティト・ビラノバ前監督に勝利を捧げた。

 28日のスペイン紙スポルト、エル・ペリオディコによると、試合前の1分間の黙とうでMFブスケッツが涙し、タイムアップ直後にDFマスチェラーノがピッチで泣き崩れるほど、チームには大きな影響を与えていた。MFチャビは「ティト(ビラノバ)の死は僕らのキャリアの中で最も辛いダメージ。僕らは彼と彼の家族のために最後まで戦った」とコメント。ほかの選手もそれぞれのツイッターなどで前監督に対する惜別のコメントを送った。

 また、バルセロナの本拠地カンプ・ノウには26、27日の2日間に5万3000人のファンが追悼の献花を行った。バルセロナ時代に監督と第2監督の間柄だったグアルディオラ(バイエルン・ミュンヘン=独、監督)は喪章をつけてヴェルダー・ブレーメン戦に臨み、指揮チームの得点にも祝うことはなかった。試合後は「彼の家族すべてにお悔やみを言いたい。この寂しさは私の人生でこれからもずっとあり続ける。私たちは一緒にいろんなことをした。ともに負け、ともに勝った」と盟友の死を惜しんだ。

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