横浜M俊輔&藤本で“七色FK”だ

 「富士ゼロックス・スーパーカップ、広島-横浜M」(22日、国立)

 国内サッカーシーズンの幕開けを告げる「富士ゼロックス・スーパーカップ」は22日、J1を2連覇した広島と天皇杯全日本選手権を21大会ぶりに制した横浜Mが東京・国立競技場で戦う。21日の前日会見では両チームが火花を散らした。横浜Mは新加入のMF藤本淳吾(29)がMF中村俊輔(35)とのWキッカーによる“七色FK”予告した。

 俊輔が蹴ると思ったら淳吾、淳吾と思わせておいて俊輔。そんなシーンが今季は増えそうだ。藤本は「相手にとっては嫌だろうし、僕も精度を上げていかないといけない」と大役に闘志を燃やしている。

 2人は左利き。2人のキッカーを置く場合は左右をそろえるのが一般的だが、樋口監督は「球筋が違う。七色のボールになればいいですね」と新キッカーに期待している。宮崎キャンプ中にはCKをあえて藤本が蹴り、ゴール正面で待ち構えた俊輔がミドルを放つというトリックプレーを見せた。攻撃のバリエーションが大きく広がったのは確かだ。

 樋口監督はスーパー杯で「戦力を見極める」としており下手なプレーはできない。藤本は「モチベーションが高まってきた。広島に苦手意識を植え付けたい」と必勝を誓った。

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