来季Ｊ２に降格する磐田は１１日、元日本代表ＧＫ川口能活（３８）との契約を更新しないと発表した。クラブを通じ「まだまだ僕は頑張りたい気持ちが強くある」と現役続行の意思を表明。今後は移籍先を探す。

　Ｊ１で通算４２１試合に出場している川口は今季、開幕から１９試合連続で先発した。もっとも、後半からは八田直樹（２７）が起用されることが多く、リーグ戦出場は２１試合だった。

　川口は清水商高（現清水桜が丘高）から１９９４年に横浜Ｍ入り。ポーツマス（イングランド）ノアシェラン（デンマーク）を経て、２００５年に磐田入りした。９８年フランス大会から４大会連続でＷ杯の代表に選ばれ、国際Ａマッチは歴代３位の１１６試合に出場した。

　磐田では９年間在籍しただけに「静岡で育った自分にとって、ジュビロ磐田は特別なクラブ。温かいサポーターの皆さんの声援は、決して忘れることはないと思う」とコメントした。