J1神戸DF渡部博文が退団「神戸が大好きでした」契約満了、来季は未定

 J1神戸は20日、DF渡部博文(33)が今季で契約満了となり、来季の契約を更新しないと発表した。

 山形県出身の渡部は専修大から10年に柏入り。栃木への期限付き移籍を経験し、柏に復帰。仙台を経て17年に神戸へ加入した。センターバックとして最終ラインを支え、在籍4年間で80試合に出場し3得点を挙げた。来季については未定という。

 渡部はクラブを通じて「最終節は直接お礼を伝えられなかったのでこの場をお借りします。4年間本当にありがとうございました。2017年に加入し、アジアNo.1を目指し練習を続けてきました。今年はNo.1を掴み取るチャンスを目前で逃してしまいました。しかし本気で取り組んできたからこそ得られた、昨年度の天皇杯優勝。そして今回のACLでチャレンジしている姿を通して、何か伝わるものがあれば嬉しく思います。

 ヴィッセルは変化が多く、注目度も高いチームです。変化や競争の激しい環境に適応できず苦しい時期もありました。しかし日々自分の問題に向き合い、積み重ねたことで自分の成長に繋がったと思っています。リスペクトできる選手達とプレーし、たくさんの刺激を得る事ができました。この環境を与えてくれたクラブ、スポンサーの皆様、そして共に戦った選手やスタッフの皆さんのおかげだと強く感じています。

 サポーターの皆さん、今年は異例の年でなかなか現地での観戦が出来ない1年であったと思いますが、どんな時も応援していただきありがとうございました。連敗が続いて苦しい思いもさせてしまったけれど、天皇杯を優勝した時の嬉し涙を流していたサポーターのみなさんの姿が忘れられません。ACLでも優勝の喜びを分かち合いたかった。今はその思いでいっぱいです。4年間、たくさんの声援が本当に力になりました。

 自然と街が融合している神戸が大好きでした。まだこの先は決まっていませんが、より成長できる環境を求めてチャレンジしていきます」とコメントした。

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