J1神戸DFダンクレーが契約満了で退団「すでにみんなのことは恋しくなっている」

 J1神戸は20日、ブラジル出身のDFダンクレー(28)が今季限りで契約満了となり、来季の契約を更新しないと発表した。

 2019年2月にポルトガル1部(当時)セトゥバルから加入したダンクレーは187センチの長身と高い身体能力を生かした果敢な守備で最終ラインを支えた。8月の鹿島戦でJ初ゴールを挙げるなど在籍1年半で49試合に出場して3得点。神戸の初タイトルとなった19年度の天皇杯優勝に貢献した。神戸初出場でベスト4に進出したアジア・チャンピオンズリーグでは、外国人枠の関係で登録メンバー外となっていた。

 ダンクレーのコメントは以下の通り。

 「ヴィッセル神戸に来たときすぐに、自分の知見を広げる大きなチャンスの場だと理解しました。仕事面だけでなく自分の人生においても。全ての人から学んだ大切なことは僕の心に在り続けます。

 目標達成のため一緒に築いてきたこと、皆さんと共に達成できた夢といい思い出を後にして去るのは本当に心苦しいです。それと同時に、仲間と一緒に成長できたこと、そしてクラブの先は光り輝く道が拓けていることにとても嬉しく思っています。

 僕はヴィッセル神戸を去ります。もうすでにみんなの事が恋しくなってしまってます。僕自身精一杯の力で責任を全うできたという思いと、友好的な関係がこれからも続きいつかまた何かの機会で会えると確信もあります。

 僕らが旅をする世界は、そのすべての場所でファミリーができることを知ってますから。僕はもうここに居なくても、心はいつもそばにいてみんなの最善を祈っています。僕にできる事があればいつでも、すぐに。

 この歴史の一部に携わる機会を頂けたことに感謝しています。ここで築けた関係は一生もので、みんなとはいつまでも繋がっていたいです。

 ヴィッセル神戸に感謝!」

 新天地は未定だが、中東のクラブなどから獲得の打診が届いているという。

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