エトーらチーム全員が売却候補に

 サッカーロシアプレミアリーグ、アンジが空中分解の危機。監督が解任されたほか、世界最高年棒を誇るカメルーン代表のFWサミュエル・エトーら主力選手がいずれも離脱する見方が出ている。7日のスペイン紙マルカが報じた。

 アンジはリーグ開幕から4試合消化時点で降格圏に沈む低空飛行。就任16日で監督を解任したほか、ロシアのメディアによるとケリモフ会長はクラブの年間予算を5000~7000万ユーロ(約69億7000万~90億6000万円)削減する大規模リストラを敢行する方針だという。

 このため世界最高年棒、2000万ユーロ(約25億9000万円)のエトーは契約切れの2014年以降は700万ユーロ(約9億1000万円)に大幅ダウンの提示がされる見通し。前レアル・マドリードのMFラサナ・ディアラも高額年棒を理由に放出候補になっている。さらにブラジル代表のMFウィリアンはトットナム、チェルシーといったイングランドクラブへの移籍に積極的な姿勢を見せているほか、加入したばかりのロシア代表主将MFデニソフは規律違反からチームを追放され、すでに売却要員になっている。

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