エバートンも本田獲り ミランと争奪戦

 今夏の動向が注目されるサッカーの日本代表MF本田圭佑(27)=CSKAモスクワ=について、イングランド・プレミアリーグ、エバートンへ移籍する可能性が26日、急浮上した。エバートンが本田の獲得へ動き出していることを、イタリアの電子サイトや英国紙などが報じた。一方で、26日付のガゼッタ・デロ・スポルトは、本田の代理人とイタリア1部リーグ(セリエA)ACミランのガリアーニ副会長がすでに面談していたと報じた。

 ACミランへの移籍が濃厚とみられていた本田の周辺に、新たな老舗クラブが現れた。本田の獲得合戦にエバートンが参戦していることが分かった。

 イタリアの情報サイト「トゥット・メルカート・ウェブ」によると、エバートンの新強化担当マネジャーが本田をチームに招く意向を示したという。移籍金は500万ユーロ(約6億5000万円)と推定。本田の獲得合戦に関しては、以前から興味を示しているACミランとの一騎打ちになると予測している。

 一方で、26日付のガゼッタ・デロ・スポルトによると、本田の代理人とACミランのガリアーニ副会長がすでに会っており、金銭面で打診が行われたという。本田とCSKAモスクワの契約は今年12月までだが、クラブ側と本人の間では違約金の100万~200万ユーロ(約1億3000万~2億6000万円)の支払いで7月の移籍を容認しているという。

 ACミランはレアル・マドリードのブラジル代表MFカカ(31)にも興味を示しているが、700万ユーロ(約9億1000万円)という高い年俸がネック。冬の移籍市場(メルカート)でも本田の獲得に動いた同副会長は「問題は6カ月前と同じ」と話し、年俸300万ユーロ(約3億9000万円)の本田の方が獲得しやすいと同紙はみている。

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