清武ゴール!前日誕生日の長男に贈った

 「ドイツリーグ、ニュルンベルク4-2ホッフェンハイム」(28日、ニュルンベルク)

 清武弘嗣(23)のニュルンベルクはホームで宇佐美貴史(20)のホッフェンハイムに4‐2で快勝した。右MFで先発した清武は前半7分、先制のオウンゴールにつながる左FKを蹴り、後半41分には今季2点目となるゴールを決め、42分に退いた。宇佐美は後半から左MFで出場した。

 前日に1歳の誕生日を迎えた長男・真俊(しゅん)君にささげる活躍だった。2点に絡んだニュルンベルクのMF清武は「良かったです。ゴールを決められて」と、父親の顔で笑った。初ゴールした9月以来の得点は「絶対に決めたかった」という思いがあったからだ。

 オウンゴールとなった先制点は開始早々だった。左FKからの鋭いボールはゴール前で相手に当たり、勢いを失わずにネットに転がり込んだ。

 文句なしの1点は終了間際。右でボールを受けると左へと切れ込んだ。味方とのワンツーで相手DFを引きはがし、ゴール正面で切り返して右足を振った。ふわりとしたシュートは、右ポストに当たって決まった。清武の動きを読んで右から左へと位置取りを変えたGKの裏をかくように、シュートは逆を突いた。「いつもなら多分、左で打っていると思う。冷静でした」と自賛した。

 ドイツ移籍後は個人技の大事さを痛感し、単独で局面を打開する力を身につけようと意識する。そんな取り組みがようやく結果に結びついた。「まだまだ。またしっかり頑張ります」とさらなる成長を期し、愛する家族のもとへ帰っていった。

 29日付の大衆紙ビルトは、2点に絡んで勝利に貢献した清武を、今季2度目となる今節のベストイレブンに選出。ビルトに最高点の1、サッカー専門誌キッカーに1・5と高く評価されるなど、パパの威厳を十分に示した。

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